1年分の1週間

ついに海外留学が始まります。私は今3年生です。コロナ禍の影響で予定から1年延期になった海外留学には、大きな期待と大きな不安がありました。私にとって1人暮らしは人生で初めてのこと。それに加えて海外留学も重なるので、アメリカでの4ヶ月間で、自分自身がどう感じてどう成長するのか楽しみで仕方がありません。

空港で家族の顔が見えなくなっていったのは少し寂しかったですが、飛行機に乗ってしまえばワクワクの気持ちが高まっていきました。ただ、13時間のフライトと6時間のバスの移動は想像以上に厳しかったです。

オハイオ大学に到着し「今から始まるのか」と実感がわいてきたと思ったら、すぐさま現地のサポーターとのご対面。

最初に感じたことは、ここでは私たちが外国人なんだ!という事だでした。初めての感覚で緊張したけれど、不安は感じなかったのでよかったです。

寮やスケジュールについての説明を聞いたあと、各自で寮へ向かいました。ここからは、頼れる友達とは離れて自力でやっていかなければならないと感じました。自分の部屋に着いたら、ルームメイトとその親御さんがいました。もちろん2人は英語でしゃべっていて、「あ、やばい。何言ってるのか全くわからん」と思い、とりあえずニコニコしながらとても不安を感じました。

そんな不安もありましたが、明日からすぐに授業が始まるので、とりあえず寝ようと思いました(実際は、まったく寝れなかったけど)。

寝不足のまま翌日になりました。オハイオ大学は中部大学とは比べ物にならないぐらい大きくて、行きたいところがあればGoogle Mapを使って移動したり、授業のシラバスの説明が全く理解できなくてこの先が不安になったり、食事が小麦粉メインなので帰国時の自分を想像するとサラダをいっぱいとってしまったり、と考えること、思いつくことが多すぎました。こんな風に色々考えているので、私はホームシックになったり、ハネムーン期に入ったりする暇はないと感じました。

こんな感じで最初の1週間が過ぎていきました。留学に来る前の日本にいた時の1週間と比べて、今週はとにかく時間が過ぎるのが遅く、1日がとても長く感じました。まさに1年分の1週間だなと思いました。